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古いMacに「ChromeOS 」をインストールして利用

Mac, 技術メモ

2023/10/08
古いMacに「ChromeOS 」をインストールして利用

この記事は【2023年10月8日】が最後の更新のため、記事の内容が古い可能性があります。

 Googleが提供しているChrome OS(クローム・オーエス)は、Linuxをベースとしたオペレーティングシステム(OS)の1つ。その中でPCやMACでも利用可能な「ChromeOS Flex」の導入方法をご紹介します。

 既存のPCやMac以外に、必要なのはネット環境とUSBドライブだけですので、予算もかけずにOSのサポートが終了した古いPCやMACを再利用することができます。

「ChromeOS Flex」導入までの流れ

 簡略的に書いてますが、難しい作業はないのですぐにできるかと思います。

ステップ1 ChromeOS Flex USBドライブを作成

 Chromeブラウザを開き、拡張機能「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を導入します。
下記URLをChromeブラウザで開き、右上にあるChromeに追加を選択し拡張機能を追加してください。
Chromebook リカバリ ユーティリティ
  
 「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を追加したら、Chromeブラウザの右上にある拡張機能をクリックし「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を起動。あとは下記の流れに従ってChromeOS Flex USBドライブを作成してください。
  

  • Chrome ブラウザで Chrome リカバリ ユーティリティ拡張機能を起動します。
  • [始める] をクリックします。
  • [リストからモデルを選択] をクリックします。
  • [メーカーを選択] で、[Google ChromeOS Flex] を探してクリックします。
  • [製品を選択] で、[ChromeOS Flex] を探してクリックします。
  • [続行] をクリックします。
  • メッセージが表示されたら、USB ドライブを挿入します。
  • プルダウン メニューから USB ドライブを選択します。
  • [続行] をクリックします。
  • [今すぐ作成] をクリックします。

注: プロセス中、Chrome リカバリ ユーティリティに異常の割合が表示されますが、通常の動作です。
リカバリ メディアの作成完了を示すメッセージが表示されたら、デバイスからUSBドライブを取り外します。

  
コマンドライン・ユーティリティや、その他のサードパーティ・ユーティリティを使用して、起動可能なUSBドライブを作成することも可能。

ステップ2 PCまたはMac にChromeOS Flex をインストール

 「ChromeOS Flex」が正常に動作するかを、Googleが認定モデルとして下記URLに記載しています。サポートの終了期間(所定の年の12月31日に終了)等も記載されているので事前に確認しておきましょう。
認定モデルリスト

実行するデバイスの電源をオフにし、さきほど作成した「ChromeOS Flex USBドライブ」を差し込んでください。
そして電源ボタンを押し、USBドライブからデバイスを起動させます。

メーカー 起動キー
Acer F2
Apple optionを長押し
Asus Del
Dell F12
Gateway F1
HP F9
Intel F2
Lenovo F12
Microsoft Surface USBからの起動 – 音量小ボタンを長押し。起動してUEFIメニューを開く – 音量大ボタンを長押し。
東芝 F2またはF12
その他 Esc、F1~F12、Enterのいずれかを押してみてください

・モデルによっては、起動キーが異なる場合があるので調べてみてください。

 USBインストーラから「ChromeOS Flex」を正常に起動した後、インストールを開始します。インストールすると、デバイスの既存のOSが消去され、ChromeOS Flexに置き換えられます。

ChromeOS FlexをMacに導入

 実際に「ChromeOS Flex」導入用として使用したデバイスはApple社の「MacBook Air(13-inch, Mid 2011)」。macOSとしては「macOS High Sierra」が最終になり、2022年12月31日にサポートが終了しています。

 
 起動後は、Googleのアカウントでログインし使用することができます。とりあえずブラウジングのみでの動作確認をしましたが、問題なく使用することができます。動画も普通に再生されました。 

ChromeOS FlexをMacに導入

Googleの提供するサービスをメインに使用している方には良いかも。

ChromeOS Flexの最小要件と機能について

ChromeOS Flexを導入するにあたって、最小スペックは以下のようになります。認定モデルリストも併せてご確認ください。

認定モデルリスト

デバイスの最小要件
・アーキテクチャ: IntelまたはAMDx86の64ビット互換デバイス
・RAM: 4GB
・内部ストレージ: 16GB
・USBドライブからの起動をサポート
・BIOS:すべての管理者権限 – 問題が発生した場合、管理者は ChromeOS Flex USB インストーラから起動して BIOS で設定する必要があります。
・プロセッサとグラフィック: 2010 年より前に製造されたコンポーネントは、動作が不安定になる可能性があります。 

ChromeOS Flexは、Chromeブラウザで動くサービスのみ(ドライブやスプレッドシートなど)が使用可能。
全てGoogleのサービスなので外部のアプリをインストールするといったことはできません。
また、ChromeOS FlexはAndroidアプリに非対応となります。
※ChromeOSは対応可。

そのほかに、ChromeOS Flexでは、すべてのユーザーデータをネットワーク経由でクラウドストレージの「Googleドライブ」に保存する仕組みになっていいますが、ローカルストレージにもデータを保存しているのでオフライン環境での利用も可能。

Google ドライブのファイル(Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドなど)をオフラインで使用するのは、下記URLをご参照ください。
Chromebook で Google ドライブのファイルをオフライン利用する

参考サイト
ChromeOS Flex インストールガイド – ChromeOS Flexヘルプ

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